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森絵里香のBOOK EXPRESS vol.26 世界の全てがここにある『夜の国のクーパー』  PAGE : 1/2 >

本好きでも知られる森絵里香。今月のオススメ本はこちら!!!

『シンプルだけど、世界の全てがこの中にある気がします』

『夜の国のクーパー』カバー画像
『夜の国のクーパー』 著者/伊坂幸太郎
東京創元社│¥1,680(税込)│装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
ERIKA’s DATA
ビックリ度   ★★★★★
猫度      ★★★★★
切ない度    ★★★★☆
戦争度     ★★★★☆

皆さんこんにちは。今回は久しぶりに、大好きな伊坂幸太郎さんの本を紹介します‼
『夜の国のクーパー』、とても不思議なお話です。

それは、こことは違う、とある国の話。クーパーという樹を倒す為に毎年何人かの青年達が国から旅立っていく。それがクーパーの戦士。クーパーの戦士に選ばれるのはとても名誉あること。でも、出ていった者達はもう二度と帰ってこない。
そんなクーパーの伝説が残るその国に住む猫のトムと、妻の浮気に落ち込む人間の『私』との出会いから話は始まっていきます。

あまり説明しちゃうと色々ネタバレしちゃうので、詳しい話はここまで!
この不思議な国の不思議な話は是非読んで感じてみてください☆

はじめにも言ってますが、私は伊坂さんの本は昔から大好き!
この連載でも何度か紹介していますが、今回の『夜の国のクーパー』は今までと違う魅力を感じます。眈々と進む物語のその奥には、今の私達に伝えてくる沢山のメッセージがある気がするのです。

思いこみから生まれる勝手な常識。物事の片側しか見ないせいで起こる偽り。ただただ従う事になれて、自分で考えなくなること。そして戦争。 自分の事となるとよくわからなくなったりするけど、違う場所、違う国の他人の事だからこそダメなところがわかったりする。そんな事を読んでいて感じました。

なんて、なんだか色々語っちゃいましたが、やっぱり伊坂さんだなっ!って思わされる一筋縄じゃいかない感じや、猫のトムの可愛さ等々…読み応えたっぷりの一冊です!
是非チェックしてみて下さいね。

by 森絵里香

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