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特集 東北地方太平洋沖地震を受けて 葛岡碧、被災地の家族・友人からの声を届けたい  PAGE : 1/2 >

DDにも何度もご出演いただいているモデルの葛岡碧さんは、今回の東北地方太平洋沖地震で大きな被害を受けた宮城県のご出身。
今回DDでは、葛岡さんの強い意志を受け、彼女からのメッセージの発信や、チャリティーオークションを行ってまいりたいと思います。
葛岡さんが目を赤くしながら語ってくれたメッセージを受け止めてください。


―友人のリアルな声から見えてくる、想像以上の現実

葛岡碧インタビュー 画像

―宮城県ご出身の葛岡さん。今回の震災については色々な思いがあるかと思いますが、ご家族やお友達などはご無事でしたか?

葛岡 碧(以下 碧) とにかく、家族、親戚、友達は無事でした。私は地震のあったときちょうど撮影中で、ロケバスの中で待機をしていたんですが、本当に大きい揺れで、バスごと倒れてしまうんじゃないかと思いました。
揺れがおさまって、すぐ家族にメールをしたら、母親と兄からは「大丈夫だよ」とメールが返ってきたんですが、それ以来つながらなくなってしまって。父親の安否確認は取れないまま3日間過ごしたので、本当に眠れませんでした。今はとりあえず安否確認がとれたので一段落ついたんですが、まだ余震のたびに怖いですね…。
実家は高台のほうに建っているので幸いなことにほぼ被害はなかったそうです。でも、沿岸部では津波で町全体が流されてしまった地域もあると聞いていて…まだ現実のことなのか信じられません。

―今回被災された方や、救助に当たっている方への思いを聞かせてください。

 もう何から話せばいいのかわからないぐらい色々な思いがあるんですが…。
地元の家族や友達からのリアルな声を聞くと、本当に報道されている以上の事態なのだと思い知らされます。
避難所によっては三食きちんと食事が出ているところもあれば、バナナ1本で1日過ごさなきゃいけない場所もあって。どうしてもテレビで報道されている、被害の大きかった地域を中心に届けられてしまうようなんです。だからギリギリお家に住めている方のほうが意外と食べ物や物資がないという話も聞きます。何時間も並んでやっと買えたのがチョコレート1つだったとか…。
物資についても、例えば衣類がまとめてざっくり届いたところで、それを分ける人がいない。そこの人手が足りなくて、必要としている人のところへ上手く回せないという状況のようです。

―報道で充分理解できているつもりになっていましたが、現地の状況は想像以上なのですね…。

 そうですね…。看護師をしている友達がいるのですが、患者さんの他にも、本当にたくさんの方のご遺体が運ばれてきて、彼女は3~4日間寝ずにずっと病院にいることもあるそうです。食事も患者さん中心に配られるので、丸々3日食べずに、睡眠も取らずに働いている…。本当に、想像以上に大きい被害が今も続いているんです。
まだライフラインが完全に復旧していない場所もあるそうですが、最初の頃は暖房も何もない状態で、2℃や3℃っていう部屋の中、もう外にいるのと変わらないような環境で家族も過ごしていたそうです。


―ちょっとしたことが、大きな力になる

葛岡碧インタビュー 画像

―たくさんのリアルな声が聞こえてきているかと思いますが、今、被災地にいない私たちが出来ることは何だと思いますか?

 やはり基本的なことですが、節電や無駄な買い貯めをしないことだと思います。電気は誰でも日常に使うものだから、控えることも誰でも出来る。あとは少しでもいいので募金をしたり、一人一人が、本当にちょっとしたことでもいいので始めていくことが大切だと感じています。

―葛岡さんご自身がしていきたいことは?

 基本的なことにプラスして、やはり表に出ているという立場もあり多くの人に呼びかけることができるので、この仕事だから出来ることをしていきたいです。
今はこうしてみんなが心掛けているけど、もう少し落ち着いたら忘れられてしまうかもしれない。でもきっと被災地の方はこれからが大変なんですよね。だから忘れられないように呼びかけていきたい。
仕事については、皆さん私が仕事を出来るのか、すごく心配して下さいました。でも、今私が休んで実家に帰っても、食糧もまだ充分には買えないようなので、私一人分の負担を増やすだけ。
だからここに居て、呼びかけをしたり、誌面を通じて笑顔や元気を届けたり、出来る限りのことをしていきたいと思います。



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