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輝く女性の「私が社長になったわけ」 vol.3 ファティマ大原真樹氏  PAGE : 1/2 >

「なぜ彼女は輝いているの?」
そんな疑問に答えるため、輝く女性社長に注目して「社長になったわけ」、つまり彼女たちのルーツを解き明かすことで、輝く秘訣を探っていく「女性道」探求企画・第3弾!

Today’s Guest

今回は、モロッコの伝統工芸をベースに様々なオリジナルデザインのマルシェバッグやバブーシュなど、素敵なモロッコ雑貨を取扱うブランド、株式会社ファティマの大原社長にお話を伺いました。
アパレル会社のバイヤーから一転、芸能人のスタイリストとして活躍。そしてもともと魅了されていたモロッコにフィーチャーした商品を扱うブランドとして“ファティマモロッコ”を2006年に立ち上げ、今やお洒落が大好きな女の子たちから熱い注目を受けるブランドに成長した。全ての事に臆せず向き合い、常に前に突き進む大原氏の魅力とは?そして可愛らしい雑貨が日本に紹介されるまでの隠された大原氏の苦労と奮闘ぶりに迫ります!


プロフィール 画像

大原真樹 PROFILE

株式会社ファティマ代表。アパレル会社のバイヤーや、スタイリストを経て、2006年株式会社ファティマを設立。「ファティマ モロッコ」のブランド名で、モロッコのカゴバッグをはじめとしたオリジナル雑貨などを取り扱う。

ブログ「ボスの買い付け日記」
http://fatimaroc.exblog.jp/

株式会社ファティマ
http://www.fatimamorocco.com/
ファティマ バナー


アパレルのバイヤーから、スタイリスト、そしてモロッコ雑貨を扱う会社の立ち上げ、と意外な経歴をお持ちですが?

大原 もともとバイヤーとして勤めていたアパレル会社を辞めたときに、当時お付き合いのあった芸能人のお客様からスタイリストにならないかとご連絡をいただいたんです。特にスタイリストの勉強をしていたわけでもないのだけど、それならやってみようと思いまして。


ずっと憧れていたモロッコに感激して

インタビュー 画像

─バイヤー時代のファッションセンスが見初められたのですね。でも、そこから何故モロッコ雑貨を扱おうということに?

大原 バイヤーをやっていたアパレル会社の店舗の内装がモロッコ風で、それがきっかけでモロッコに興味を持って。ただ、当時バイヤーとしてはミラノやパリには行けたけれど、ずっと憧れていたモロッコへは結局行く機会に恵まれませんでした。だから、プライベートで2000年にモロッコに旅行することにしたんです。そして、行ったらやっぱり感激してしまって!モロッコで可愛いと思った小物を買って、当時スタイリストとして担当していた芸能人のファッションに登用したら、すごく反響が良くて。そこで、おしゃれな女の子たちが普通に持てるモロッコの伝統工芸をベースにしたバックがあったら面白いなと思ったのがファティマの立ち上げに繋がったのです。

─立ち上げから今に至るまでにきっと大変なこともありましたよね?


自らの右腕をネット上でハンティング

大原 ファティマを始めたばかりの頃は、現地のモロッコ人を雇い、その人に自分の発注した商品を製造してもらい日本で受け取っていました。でも、モロッコ人と日本人の文化の違いから、納品スケジュールなどに遅れが出たりして問題も多くて・・・。これは日本の市場を理解している日本人のパートナーが必要だと思い、どうしよう?と考えた挙げ句、ネットでモロッコに住んでいる人をくまなく探すことにしたのです。片端から「こういうことやっているのですけど手伝ってもらえませんか?」ってメールで連絡して(笑)。その結果、現地の日本人7~8人くらい返事がきて、その中で返信を読んだ直感から「この人だ!」って決めたんです。もう運命でしたね。すぐに会いに行きました。彼女はサハラ砂漠に住んでいたので仕事場のマラケシュまでは丸一日かかる程の距離があり、返信をくれた人の中では一番不便な場所に住んでいたのだけど、実際に会ってみたら「やっぱりこの人だ!」って確信して、「是非一緒に働きたい」とお願いしたの。今では彼女も一緒に会社を経営してもらっているパートナーです。その後1年くらいは砂漠から通ってもらったのだけど、ファティマも徐々にお客様が増えてきたので、今では彼女にマラケシュに移ってもらいファティマの自社工房も作りました。


イスラムでは女性は表に出ない

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─マラケシュの自社工房には職人が?

大原 工房には男性が何人か勤めているのですが、通常、マルシェバックを作ったりするのは女性の仕事。イスラム教では女性が外で働くことはまだ一般的ではないので、カゴへの細工は家でやってもらいます。だからモロッコの工房に女性がいることは無いですね。この女性たちは手の面接で(=やってきた仕事を見て)採用して、納期を守る人や細工のうまい人とは継続しながら、やっと今4年目で安定して職人を雇えるようになってきました。

─そういう文化の違いで問題が起こったことは?

大原 例えば、宗教が違うので、イスラム教の教えやイスラム暦を理解することは必須。暦で言えば、イスラム教に犠牲祭という行事があるんだけど、これは日本でいうお正月にあたる期間なので、それにあわせて現地は1ヶ月くらいお休みになります。そのお休みをこちらのスケジュールに想定しておかないと、大変なことになりますね。 あとは、イスラムでは女と男は一緒にご飯を食べないし、女性は表に出てこない存在なので、外へ出るときもベールをしたりしています。そんな中、現地の市場でラフな格好でおじさんたちとやりとりしている私たちはかなり異色な存在ですね(笑)



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